サービスの位置づけ:このサブスクが提供するもの
VPNTA は跨境アクセス向けの国際回線サブスクリプションサービスです。次の3つをまとめて提供します。120+ か国・220+ 回線のネットワーク、Windows / macOS / iOS / Android / Linux で動作するクライアント、そしてサブスク・通信量・注文を管理するアカウントパネルです。購入するのはソフトウェアのライセンスではなく、一定期間使える回線の枠です。
3つの構成要素
サービスを分解して見ると、接続が成功するには下の3層が同時にそろっている必要があり、どれか1つ欠けるとつながりません。
- 回線。220+ の回線が 120+ か国に分散しています。回線は接続方式により専用線・中継・直接接続の3種類に分かれます。専用線は夜のピーク時間帯に安定し、中継は大陸間の経由で遅延が低く、直接接続は近距離のアクセスに向きます。回線を選ぶときに種類を覚える必要はなく、クライアントで地域から選べます。
- クライアント。5つのプラットフォームにそれぞれ対応クライアントがあり、いずれもパネルのダウンロードページから入手します。クライアントはトンネルの確立と振り分けだけを担当し、ユーザー名とパスワードは保存しません。サブスク情報は手動でインポートします。
- アカウント。ユーザー名とパスワードだけで作成でき、メールアドレスは不要です。アカウントでは現在のプラン、使用済み通信量、有効期限、注文履歴、サポートチケットの入口を確認できます。
できること
サービスの役割は明確です。ローカルの通信リクエストを海外回線経由で転送し、回線の出口から目的のサービスにアクセスします。これによる直接的な用途は4つあります。
- 海外のサイトやサービスへのアクセス。検索エンジン、開発者向けドキュメント、オープンソースリポジトリ、海外のECサイトやフォーラム。
- AI ツールとストリーミング。対話型 AI、画像生成ツール、動画プラットフォームの地域別コンテンツ。
- 海外との仕事。企業メール、オンラインドキュメント、ビデオ会議、コードホスティング、リモートサーバー。
- 公共ネットワークでの通信保護。ホテル、空港、カフェといった共有ネットワークで、端末から回線までの区間を量子暗号化で保護します。
約束しないこと
境界を明示するほうが、利点を並べるより役に立ちます。次の3つはサービスの保証範囲外です。先に書いておくほうが、後の誤解を減らせます。
- 特定プラットフォームの特定ライブラリが長期にわたって視聴できることは保証しません。ストリーミング各社は地域戦略を継続的に変更するため、今日開けるコンテンツが明日には地域が変わる可能性があります。サイト内のストリーミング解除ページではプラットフォーム別に現状を記録していますが、記録自体には遅れがあります。
- あらゆるネットワーク環境で接続できることは保証しません。利用するネットワークの上流ポリシー、ルート品質、端末の OS バージョンが結果に影響します。同じ回線でも建物が違えば挙動がまったく異なることがあります。
- 利用者ご自身の判断を代替することは保証しません。跨境アクセスの用途は利用者がご自身で判断するものであり、サービスは回線のみを提供します。
クイックスタートページとの役割分担
サイト内の使い方ガイドページは一本道です。アカウント作成から最初のページが開くまでを順にたどれば使えるようになり、分量もコンパクトで初回に向いています。本ページは体系的なリファレンスです。同じ全工程を扱いますが、各段階で原理・分岐・トラブルシュートの道筋まで書き切っており、分量が多く、必要な箇所をつまみ読みするのに向いています。
両者の関係はこう考えるとわかりやすいです。初回は使い方ガイドページを見て、具体的な問題が出たら本ページの該当章に戻って調べる。ページ上部に章バーがあるので、必要な部分へいつでも移動でき、最初から最後までスクロールする必要はありません。
読む順序の提案:すでに接続できていて、特定の問題だけを解決したい場合は、第7章(接続と確認)と第9章(トラブル早見表)へ直接進んでください。初めて使う場合は章の順に一度読み、その後で問題が出たら戻って調べるのがおすすめです。
プラン選択:月額プランとトラフィックパックの選び方
課金モデルが、どのリソースに対して支払うかを決めます。まずそこを理解してからプランの高低を考えれば、選び間違える確率はかなり下がります。
2つの課金モデル
本サイトでは性格の異なる2種類の課金方式を用意しており、片方だけ購入することも、両方を同時に持つこともできます。
- 月額プラン:毎月支払い、毎月一定の通信量枠が付与されます。枠は契約開始日に毎月リセットされます。使い切らなかった分は翌月に繰り越されず、期限までに更新しないと回線が停止します。
- トラフィックパック:一度の支払いで総容量を購入し、使い切るまで有効で、期限はありません。時間的な制約がないため、いつ使うか、どれだけの期間使うかは残容量に影響しません。
ひと言で区別すると、月額プランが買うのは「この期間、毎月どれだけ使えるか」、トラフィックパックが買うのは「合計でどれだけ残っているか」です。頻繁に使う人は月額プラン、たまに使う人はトラフィックパック。両方を併用することもでき、月額プランの枠を使い切った後はクライアントがトラフィックパックの残量を消費し続けます。
月額プラン3段階
| プラン | 料金 | 毎月の通信量 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 入門 | ¥9.9 / 月 | 60GB | Web 閲覧、メール、メッセージング、SD 画質の動画 |
| スタンダード | ¥18 / 月 | 250GB | 日常的な 1080p 動画、リモートワーク、2〜3 台の同時接続 |
| 大容量 | ¥28 / 月 | 500GB | 4K 動画、大容量ファイルの転送、家庭内の複数端末での常時接続 |
3段階の違いは毎月の通信量と料金だけです。回線、台数、支払い方法、返金ポリシーはまったく同じで、この点は重要です。「下位プランは回線が劣る」ということはありません。
迷ったら最安プランから始めてください。月額プランは途中でアップグレードでき、差額は残り日数で按分されるので、もう一度買い直す必要はありません。実際に使ってみて枠が足りなければ、そのときに上げれば間に合います。
トラフィックパック3段階
| 容量 | 料金 | 有効期限 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 300GB | ¥158 | 使い切るまで、期限なし | 3〜5日の出張、短期プロジェクト |
| 1000GB | ¥358 | 使い切るまで、期限なし | 1か月間の高強度な一時利用 |
| 3000GB | ¥658 | 使い切るまで、期限なし | 長期的な低頻度の予備として、いつでも使える |
トラフィックパックは容量が大きいほど単位容量あたりのコストが下がります。3段階の差は利用期間の違いに合わせたもので、短期出張なら1つで足り、長期の予備なら大きいほうが安心です。何しろ期限がありません。料金と条件の詳細はプランページにあります。
途中アップグレードの計算方法
月額プランは有効期間内に上位プランへ変更できます。新しいプランと元のプランの差額に、現在の請求期間の残り日数を掛けて按分し、差額を支払えば反映されます。元プランで使用済みの通信量はそのまま累積され、ゼロにはなりません。ダウングレードは提供していません。下位プランが必要な場合は、現在の期間が終わってから選んでください。
按分の考え方を例で説明します。期間の半分が過ぎた時点で入門プランからスタンダードプランに上げる場合、支払う金額は2プランの差額のおよそ半分で、1か月分の差額ではありません。つまりアップグレードの時期が遅いほど支払いは少なくて済みますが、高い枠を使える期間も短くなります。
台数無制限とはどういうことか
端末数は無制限です。同じアカウントを何台もの端末にインポートでき、2台目、3台目の端末に追加料金はかかりません。制限があるのは台数ではなく総通信量で、すべての端末が同じ枠を共有します。
実際の運用では、同時接続はよく使う端末の範囲に収めるのがおすすめです。枠を節約するためではなく、端末が増えるほど問題の切り分けが難しくなるからです。ある端末の異常な通信が他の端末の残量を薄め、トラブル時にどの端末が原因か判断しづらくなります。
返金のセーフティネット
初回の支払いから 14 日以内であれば、理由を問わず返金を申請できます。これは初めて使う人にとって最も意味のある制度です。プランを間違えた、回線が期待に合わない、クライアントが動かない、いずれも返金の対象になります。返金は元の支払い方法に戻され、具体的な手順は第8章に書いています。
ひとつ注意しておきたいのは、返金はセーフティネットであって試用ではないということです。回線が自分に合うかどうかは、通常1〜2日で判断できます。14 日目まで待つ必要はありません。
登録と注文:メールアドレスは不要
この章を読み終えると、使えるアカウントと有効なサブスクが手に入ります。手順は2つの画面だけです。アカウント作成と支払いです。
アカウント作成
サイトのトップページ右上のログイン入口からパネルに入り、アカウント作成に切り替えます。入力するのはユーザー名とパスワードの2項目だけです。メールアドレスの入力欄はなく、メールを受け取る必要もありません。これは意図的な設計で、手間が1つ減り、情報の保存も1か所減ります。
ユーザー名は作成後に変更しないことをおすすめします。パネル内での一意の識別子だからです。パスワードにはメールによる再設定の経路がないため、パスワードマネージャーかオフラインの方法でご自身で保管してください。この点は作成ページにも表示されており、規約の奥に隠れているわけではありません。
認証情報は2つだけ:ユーザー名とパスワードです。パスワードを紛失してもメールでリセットできないため、その場で打っただけの文字列を使わず、複数の端末で同じ弱いパスワードを共有しないでください。
プランを選んで支払う
ログイン後、プランページに進むと3段階の月額プランと3段階のトラフィックパックが並んで表示されます。必要な段階を選び、金額を確認して支払いに進みます。支払い方法は3種類です。Alipay、WeChat、USDT。前の2つは QR コードの読み取り、USDT はオンチェーン送金です。
支払いの途中でページを閉じないでください。支払い結果はリダイレクトで確認する必要があり、ページを閉じると注文が支払い待ちのまま残ることがあります。その場合はパネルを手動で更新して同期してください。
支払い後
支払いが成功すると、パネルの概要ページに現在のプラン、有効期限、通信量枠が表示され、注文ページに完了済みの記録が1件追加されます。あとは状態に応じて判断するだけです。
- 概要ページにプランが表示されていれば開通は完了です。そのままサブスクの取得に進めます。
- 注文が支払い待ちと表示される場合は、支払いのコールバックがまだ届いていないだけのことが多いので、1〜2分待ってから更新してください。
- 10分を過ぎても支払い待ちのままなのに、アカウントから引き落とされている場合は、注文番号を添えてサポートチケットを送ってください。
よくあるつまずき
- 支払いページから戻らない。多くはブラウザがリダイレクトをブロックしているケースです。手動でパネルに戻って更新すれば解決します。注文状態はパネルを基準にし、支払いページの表示は基準にしません。
- QR コード読み取り後にタイムアウトと表示される。QR コードには有効期限があります。注文をやり直してください。支払い待ちの注文が重複しても二重に引き落とされることはなく、未完了の注文は無視して構いません。
- USDT 送金後に反映されない。オンチェーンの確認には時間がかかり、ブロック確認が基準になります。確認前に再送すると2件の送金になってしまうので注意してください。
アカウント情報について
パネルで必要なのはユーザー名とパスワードだけで、氏名・住所・身分証明書の入力は求められません。これは省略ではなく、アカウント体系がそもそもそう設計されているためです。確認すべき工程がなければ、入力する情報も存在しません。
複数の端末で使う場合でも、端末ごとにアカウントを作る必要はありません。1つのアカウント、1つのサブスクを任意の台数の端末にインポートするだけです。端末の管理方法は第8章で説明します。
サブスク取得:1本のアドレスで5プラットフォームに対応
サブスクはこの一連の流れで最も重要な部分です。1本のアドレスであり、クライアントがこのアドレスを読み取って回線リストを自動的に取得します。ここを理解すれば、後の5プラットフォームへのインポートは実は同じ作業だということがわかります。
サブスクはインストーラーでも、アカウントのパスワードでもありません。トークン付きのアドレスで、中身は回線の一覧です。どの地域があり、各回線がどのプロトコルを使い、ポートとパラメータが何か、という情報です。クライアントはこの一覧を定期的または手動で読み取り、選択可能なノードとして表示します。つまり同じアカウントで、異なるプラットフォームでも同じサブスクを使えます。5つのプラットフォームのクライアントは同じ一覧を読むだけで、表示のしかたが違うだけです。だから端末を替えても買い直す必要がなく、アドレスをもう一度貼るだけで済みます。
取得場所
パネルにログインすると、概要ページとダウンロードページの両方にサブスクの入口があります。コピーを押すとアドレスがクリップボードに入るので、クライアントに貼り付けます。アドレスの形式はおおよそ次のとおりで、トークン部分はアカウントごとに異なります。
https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN
上は形式の例であり、実際に使えるアドレスではありません。実際のアドレスはログイン後のパネルにのみ表示され、どのページ、どの記事も有効なサブスクリンクを掲載することはありません。どこかで「共通サブスクアドレス」のようなものが貼られていても、一切使わないでください。
秘匿性
サブスクアドレスは認証情報と同じです。アドレスを手に入れた人は、あなたのユーザー名とパスワードを知らなくても、自分の端末にインポートしてあなたの通信量枠を使えます。パスワードと同じくらい重要でありながら、アドレスはただのリンクに見えるため見落とされがちです。
- サブスクアドレスを公開のフォーラム、グループチャット、スクリーンショットに載せないでください。
- アドレスを公開のコードリポジトリや設定ファイルに書かないでください。
- アドレスが漏れた可能性がある場合は、パネルでサブスクをリセットすれば古いアドレスは無効になります。その後、各端末で新しいアドレスを再インポートしてください。
サブスクは更新される
回線の調整、地域の追加、プロトコルパラメータの変更は、いずれもサブスクの内容に反映されます。クライアントでサブスクを再取得すれば新しい一覧が表示され、クライアントの再インストールも再購入も不要です。
更新方法はクライアントごとに異なります。ノード一覧ページに更新ボタンがあるもの、設定の中にあるもの、一定間隔で自動取得するものがあります。デスクトップでは長期間使わなかった後に手動で1回更新し、モバイルではネットワーク環境を切り替えた後に1回更新するのがおすすめです。この習慣をつけておけば、「ノードが消えた」という問題の多くは自然に解消します。
インポートに失敗したらまずこの3点
- アドレスが不完全。コピーの際に改行や欠落が起き、貼り付けた後の長さが明らかにおかしい状態です。もう一度コピーし、末尾のトークン部分を落とさないよう注意してください。
- アドレスが無効。パネルでサブスクをリセットすると古いアドレスは無効になります。新しいものに差し替えてください。
- クライアントのバージョンが古い。新しいパラメータを古いバージョンが解釈できないことがあります。クライアントを更新してから再試行してください。
この3点で、インポート失敗のほとんどはカバーできます。すべて確認しても解決しない場合は、クライアントのエラーメッセージを控えてサポートチケットに添えてください。原因の特定が格段に早くなります。
デスクトップへの導入:3つのクライアントのインストール手順
デスクトップは最も長く使う場面です。3つのプラットフォームで流れは同じです。クライアントを入手し、サブスクをインポートし、回線を選び、接続します。違いはシステムの権限とインストール方法にあります。
クライアントの入手元
必ずパネルのダウンロードページから入手してください。ログイン後にダウンロードページへ進み、OS に合ったバージョンを選んでインストールします。第三者のサイトで検索してダウンロードしないでください。出所不明のクライアントは、同梱物が含まれていたり、サブスクアドレスを読み取られたりする可能性があります。
ダウンロードページでは OS とアーキテクチャを区別しています。アーキテクチャを間違えると「開けない」「ファイルが壊れている」といった症状が出ます。該当するバージョンをダウンロードし直せば解決し、インストーラ自体を疑う必要はありません。
Windows
ダウンロードしたらインストーラを実行し、案内に従って次へ進むだけです。初回起動時にファイアウォールの確認が表示されることがあり、クライアントに通過を許可する必要があります。許可しないとトンネルが確立できず、「接続中」のまま止まります。
インストールが終わったらクライアントを開き、サブスクまたは設定のインポート入口を探して、パネルからコピーしたアドレスを貼り付け、確定後にノード一覧の読み込みを待ちます。読み込みが終わったら回線を1つ選んで接続をクリックします。状態が接続済みになればトンネルは確立していますが、実際に有効かどうかは第7章の確認手順で判断してください。
管理者権限を求められた場合は、管理者として実行し直してください。一部の OS では、仮想ネットワークアダプタの作成に高い権限が必要です。これはクライアント側の問題ではありません。
macOS
macOS のインストーラはディスクイメージで、アプリケーションフォルダにドラッグするだけです。初回起動時には未署名のアプリとしてシステムにブロックされるため、システム設定のプライバシーとセキュリティで一度許可してください。以降は表示されません。
接続時にネットワーク設定の追加許可を求められます。これはトンネル確立に必要な権限なので、許可を選んでください。拒否するとクライアントは接続中のまま止まり、接続ボタンを何度押しても変わらないため、システム設定に戻って許可し直す必要があります。
Linux
Linux 版は圧縮ファイルまたは自己解凍形式で提供されます。ダウンロードして展開し、実行ファイルに実行権限を付けてから起動します。ディストリビューションのデスクトップ環境によってトレイアイコンの対応状況が異なり、トレイアイコンが見つからない場合はコマンドラインから起動するとログが確認でき、調査が楽になります。
トンネルインターフェースの作成には root 権限が必要です。クライアントは通常、権限昇格を要求するので、案内に従って端末のパスワードを入力します。コマンドラインから起動する場合は権限昇格の方法で実行するか、実行ファイルに適切な capability を設定してください。
デスクトップの違い一覧
| プラットフォーム | インストール方法 | 初回の権限 | よくあるつまずき |
|---|---|---|---|
| Windows | インストーラ | ファイアウォールの許可 | 管理者として実行しておらず、仮想ネットワークアダプタの作成に失敗 |
| macOS | ディスクイメージをドラッグ | ネットワーク設定の許可 | 初回起動がシステムにブロックされ、プライバシー設定での許可が必要 |
| Linux | 圧縮ファイルを展開 | 権限昇格してインターフェースを作成 | トレイアイコンが表示されない場合はコマンドライン起動でログを確認 |
3つのプラットフォームで機能は同じです。同じ回線、同じプロトコル、同じ振り分けルールです。どれを選ぶかは普段どのマシンで作業するかで決まり、プランの内容には影響しません。
モバイルへの導入:iOS と Android の設定要点
モバイルはデスクトップより違いが大きくなります。システムがバックグラウンドプロセス、ネットワーク拡張、バッテリーに追加の制限をかけるため、設定方法も異なります。この章はプラットフォーム別に説明します。
iOS
iOS クライアントは App Store から入手します。パネルのダウンロードページに入口が用意されています。プランを購入済みで有効期限内のアカウントは該当ページを直接開けます。未購入のアカウントには案内が表示されるので、先にプランの購入を済ませてから戻ってください。この手順はダウンロードページに明記されており、推測する必要はありません。
初回接続時に、システムが VPN 構成の追加を求め、設定に構成プロファイルが1件表示されます。これは必ず許可してください。許可しないとクライアントがネットワーク通信を引き受けられません。許可するとステータスバーに接続アイコンが表示されます。
サブスクのインポート方法は2つあります。クライアント内でアドレスを貼り付けるか、システムのブラウザでサブスクアドレスを開いて遷移を発生させるかです。前者のほうが制御しやすいため、貼り付けに統一するのがおすすめです。遷移の途中でアドレスが途切れるのを避けられます。
Android
Android クライアントはインストールパッケージ形式で提供され、パネルのダウンロードページから入手します。インストール時に未知の提供元からのアプリのインストールを許可するよう求められるので、一度許可すれば以降は確認されません。
初回接続時に接続リクエストのダイアログが表示され、信頼するにチェックして確定する必要があります。このダイアログは新しいトンネルを作成するたびに表示されることがあり、システムの動作であって、クライアントが繰り返し権限を要求しているわけではありません。
バックグラウンドと省電力
モバイルで最もよくある「つながったのにしばらくすると切れる」現象は、ほぼすべてシステムの省電力ポリシーが原因です。省電力のためにバックグラウンドのアプリが凍結され、トンネルのプロセスが止められて接続が切れます。
- iOS:システム設定でクライアントのバックグラウンド更新を許可し、バッテリー設定でこのアプリに対する低電力モードの制限をオフにします。
- Android:バッテリー最適化でクライアントを「制限なし」に設定し、最近使ったアプリの一覧でこのアプリをロックします。
- 両プラットフォーム共通:モバイルデータと Wi-Fi を切り替えた後は、クライアントに戻って接続状態を一度確認します。
プラットフォーム別の違い
| プラットフォーム | クライアントの入手元 | インポート方法 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| iOS | App Store | クライアント内でアドレスを貼り付け | VPN 構成の追加を必ず許可。バックグラウンド更新は別途オンにする |
| Android | パネルのダウンロードページからインストールパッケージ | クライアント内でアドレスを貼り付け | 未知の提供元からのインストールを許可。バッテリー最適化をオフに |
モバイルでもう1つ見落としやすい点があります。ネットワークを切り替えても、古いトンネルは自動で作り直されません。Wi-Fi からモバイルデータに移ると、接続アイコンは残っていても実際には切れていることがあります。ネットワークを切り替えたら一度再接続する習慣をつけておくと、「つながっているのに開けない」という混乱をかなり減らせます。
接続と確認:本当に有効かを見極める方法
接続を押しただけでは有効になりません。クライアントが接続済みと表示するのはトンネルが確立したというだけで、通信が本当に回線を通っているかは別に確認する必要があります。この章では回線の選び方、プロトコル、確認方法を説明します。
回線選びの3原則
- 近い場所を優先。目的のサービスがどの地域にあるかで、同じ地域の回線を選びます。日本向けのコンテンツなら日本回線、米国向けのサービスなら米国回線です。地域をまたいで回線を選ぶと、不要な遠回りが1回増えます。
- 種類はその次。同じ地域に複数の回線がある場合は、専用線を優先し、次に中継、最後に直接接続です。専用線は夜のピーク時間帯の安定性が明らかに良く、この差は20時から23時の間に最も感じ取れます。
- だめなら替える。1本の回線で詰まったら、まず同じ地域の別の回線に替え、それから地域の変更を検討します。多くの引っかかりは回線1本の問題で、サービス全体の問題ではありません。
地域と回線の一覧はノードページに地域別にまとまっており、都市と回線種別も記載されています。回線を選ぶ前に一度目を通すほうが、クライアント内で1本ずつ試すより速く済みます。
プロトコルの選び方
クライアントでは各回線にプロトコルが表示されます。よく見るのは VLESS、Hysteria2、Trojan などです。いずれも同じ課題を解決します。信頼できない経路上でもデータを確実に相手へ届けることで、違いは輻輳制御と偽装の方式にあります。
- 既定ではクライアントが推奨するプロトコルを使い、手動で変更しないでください。推奨値は回線の実際の構成に基づいて提示されています。
- パケットロスが多い環境では、UDP ベースのプロトコルのほうが良い結果になることが多く、詳細はクライアントの表示に従ってください。
- 統制の厳しい企業ネットワークを通過する必要がある場合は、443 番ポートを使うプロトコルのほうが成功しやすくなります。
有効性を確認する3つの方法
方法1、出口アドレスを見る。接続の前後で現在の出口アドレスを確認し、両者が異なれば通信が回線を通っている証拠です。最も直接的で、誤判定も最も少ない方法です。
方法2、目的のサイトを見る。普段開けない海外サイトを開き、正常に読み込めれば有効とみなします。欠点は「この1本が通った」ことしか示せず、経路全体が正常とは言えないことです。
方法3、クライアントのログを見る。多くのクライアントには接続ログがあり、ハンドシェイクが成功したか、どの回線を通ったか、エラーが出ていないかがわかります。トラブル時には画面の状態よりログのほうがはるかに役立ちます。
コマンドライン環境では、アカウント情報を一切含まないリクエストで経路を確認できます。
# 経路の疎通とハンドシェイクの所要時間のみを確認。アカウント情報は一切含みません
curl -sS -o /dev/null -w "%{http_code} %{time_total}s\n" https://example.com
200 が返り、所要時間も許容範囲なら経路は正常です。それ以外のステータスコードやタイムアウトが返る場合は、回線選択の手順に戻って別の回線を選び直してください。
失敗時の調べ方
| 症状 | まず確認する項目 | 次の手順 |
|---|---|---|
| 接続済みと表示されるが Web ページが開けない | 振り分けルールが目的の通信を直接接続に回していないか | グローバルモードに切り替えて確認し、その後ルールを修正 |
| 接続から数分で自動的に切れる | システムがバックグラウンドプロセスを凍結していないか | バッテリー最適化をオフにし、バックグラウンドを固定 |
| ノード一覧が空 | サブスクアドレスが無効、または途中で切れていないか | アドレスをコピーし直すか、パネルでサブスクをリセット |
| Web ページは開けるが動画がずっと読み込み中のまま | 回線の帯域が不足している、または地域が合っていない | 同じ地域の別の専用線に替えて再試行 |
調査の順序は常に「近いところから遠いところへ」です。まずクライアント自体が動いているかを確認し、次にサブスクが有効か、次に回線が使えるか、最後に目的のサイトを疑います。逆順に調べると、最も遠い工程で最も多くの時間を浪費しがちです。
日々のメンテナンス:通信量、更新、返金
つながるのは始まりにすぎません。しばらく使ううちに気にするべきなのは、通信量がどれだけ残っているか、いつ期限が来るか、サブスクを更新すべきかどうかです。
通信量の見方
パネルの概要ページに、現在の請求期間で使用済みの通信量と残量が表示されます。すべての端末がこの枠を共有し、スマートフォン、パソコン、タブレットを含みます。端末ごとに割り当てるという考え方はありません。
月額プランの枠は契約開始日に毎月リセットされ、暦月ではありません。開始日が12日なら、翌月の12日がリセット日です。使い切らなかった分は翌月に繰り越されないため、プラン選びではこの点を考慮してください。
トラフィックパックの枠は時間で変化せず、使った分だけ減って最後まで使えます。パネルではトラフィックパックの残容量が別に表示され、月額プランとは別に計算されます。両者が互いに相殺されることはありません。
期限と更新
月額プランは期限が来て更新しないと回線が停止します。クライアントにノードは残っていますがつながりません。この状態はクライアントの故障と誤解しやすいので、まずパネルの有効期限を確認してから他の原因を調べてください。
更新はパネルのプランページで行い、支払い方法は初回購入と同じです。Alipay、WeChat、USDT。期限前の更新で残り期間が無駄になることはなく、新しい期間は元の期限日から後ろに延びます。
サブスクを更新すべきタイミング
- 長期間使わずに久しぶりに再開するときは、まずサブスクを更新してください。
- クライアントのノード一覧が、パネルに表示される地域数より明らかに少ないときは更新してください。
- 端末やネットワーク環境を変えてつながらないときは、まず更新してから調査してください。
更新に通信量はかからず、現在の接続にも影響しません。多くのクライアントは手動更新に対応し、一部は一定間隔での自動取得に対応しています。場所はクライアントの設定またはノード一覧ページです。
複数端末の管理
端末数は無制限ですが、自分の端末リストを1つ残しておくのがおすすめです。どの端末を使っていて、いつインポートし、どのプラットフォームを使っているか。端末が増えると、トラブル時に「どの端末がまだ接続しているのか」が最も混乱しやすい点になります。
端末を替えるときは、元の端末で何か操作する必要はありません。新しい端末に同じサブスクをインポートするだけです。古い端末を使わなくなったら、クライアントをアンインストールすれば済みます。古い端末を他人に譲る場合は、アンインストール前にクライアント内のサブスク情報を消しておいてください。
返金の申請方法
初回の支払いから 14 日以内であれば、理由を問わず返金を申請できます。手順は、パネルにログインし、サポートチケットを1件送信して返金希望と注文番号を伝えるだけです。処理が完了すると、代金は元の支払い方法に戻されます。
- 返金は初回の支払いを基準に計算され、更新のたびに返金できるわけではありません。
- USDT の注文は元のアドレスに戻るため、チケットに受取アドレスを記載する必要があります。
- 返金が完了すると、該当のサブスクは直ちに停止され、使用済みの通信量は精算されません。
特定のプランが合わないだけなら、返金よりまず途中アップグレードを検討してください。アップグレードは残り日数で差額を按分するので、返金して買い直すより手間が少なく、すでに使った期間を失うこともありません。
応用的な使い方とトラブル早見表
この章は、すでに使えていて、もっと快適に使いたい人向けです。前半は体験を明確に改善するいくつかの設定、後半は症状から原因を引く早見表です。
振り分けルール
振り分けとは、一部の通信を回線経由にし、別の通信を直接接続にすることを指します。適切に設定すれば、2つの利点を同時に得られます。跨境アクセスは回線経由、ローカルサービスは元の速度と低遅延を維持できます。
- ドメイン別の振り分け:跨境が必要なドメインをルールに追加し、それ以外は直接接続にします。用途がはっきりしている場面に向いています。
- 地域別の振り分け:ローカル以外のアドレスは回線経由、ローカルのアドレスは直接接続にします。日常的に混在して使う場面に向いています。
- グローバルモード:すべての通信を回線経由にします。一時的な問題の切り分けに向いており、長期の使用には向きません。ローカルサービスが明らかに遅くなります。
振り分けルールは一度に全部そろえる必要はありません。まずグローバルモードで回線が使えることを確認し、そこから少しずつルールを追加していくと、問題が出たときにどのルールが原因か特定しやすくなります。逆に、最初から何十本ものルールを書いてしまうと、問題が出てからほぼ手がかりがなくなります。
家族での共用と複数端末
端末数は無制限なので、家族で同じアカウントを使うことも可能です。注意すべきは台数ではなく通信量です。複数の端末で同時に動画を見ると、枠の消費は何倍にもなります。
自宅にルーターがある場合は、ルーターにサブスクをインポートして、家中の端末を自動で回線経由にできます。端末ごとの設定が不要になる一方、すべての通信が1つの枠を共有することになるため、振り分けルールと併用するのがおすすめです。複数端末の具体的な比較は複数端末向け VPNの実測記事をご覧ください。
ストリーミングと AI ツール
この2つの用途では回線に求められるものが異なります。ストリーミングは帯域と地域、AI ツールは安定性と出口の一貫性です。
- ストリーミング:目的の地域の回線を選び、専用線を優先します。4K 再生は帯域の要求が高く、夜のピーク時間帯では特に顕著になるため、その時間帯は中継回線を避けるようにしてください。
- AI ツール:同じ地域の固定回線を選び、出口を頻繁に切り替えないようにします。出口が頻繁に変わると相手側のリスク管理に引っかかることがあり、本人確認を繰り返し求められる形で現れます。
サイト内のストリーミング解除ページではプラットフォーム別に地域の対応関係を整理しています。特定のプラットフォームが開かないときはまずそこを確認してください。日本向けコンテンツの回線選びは日本回線の実測をご覧ください。
トラブル早見表
| 症状 | 最も可能性の高い原因 | 対処方法 | 該当章 |
|---|---|---|---|
| クライアントは接続済みと表示するが Web ページが開けない | 振り分けルールが目的の通信を直接接続に回している | グローバルモードに切り替えて確認し、その後ルールを修正 | 第7章 |
| 接続から数分で自動的に切れる | システムの省電力機能がバックグラウンドプロセスを凍結している | バッテリー最適化をオフにし、バックグラウンドを固定 | 第6章 |
| ノード一覧が空 | サブスクアドレスが無効、または貼り付けが不完全 | コピーし直すか、パネルでサブスクをリセット | 第4章 |
| Web ページは開けるが動画がずっと読み込み中のまま | 回線の帯域が不足している、または地域が合っていない | 同じ地域の別の専用線に替える | 第7章 |
| ある端末では使えるが、別の端末では使えない | その端末のクライアントのバージョンまたは権限の問題 | クライアントを更新し、権限を確認 | 第5章 |
| 支払い後も概要ページにプランが表示されない | 支払いのコールバックがまだ返ってきていない | 待ってから更新し、タイムアウトならチケットを送信 | 第3章 |
サポートに連絡するタイミング
チケットを送る前に、3つの情報を用意してください。使用しているプラットフォームとクライアントのバージョン、問題が起きている回線名、クライアントのエラーメッセージまたはスクリーンショット。この3つがあれば、原因の特定は通常1回で済みます。欠けていると、確認のやり取りで長引きます。
パネル内のチケット入口はアカウントメニューにあります。チケットは非同期で処理され、送信後はチケットページで返信と状態を確認できます。重複して送る必要はありません。
最後にひとつ。この流れは一度読むのに20分ほどですが、その後問題が起きるたびに一から調べ直す手間を省けます。まだアカウントをお持ちでない場合は、最安の月額プランから始めてください。14 日以内なら合わなくても返金できます。